始めて工業用編機を発明したのは、ウィリアム・リー(William Lee)英国人です。
8ゲージでひげ針を使い、1分間に600目を編んだそうです。
1598年、エリザベス女王に靴下編機の特許を願い出たところ、当時の手編内職者の保護のため許可が下りませんでした。
リーはフランスに渡ってアンリ4世の許可を得ましたが、アンリ4世は暗殺されリー自身もフランスで死んでしまいました。
結局、機械を製造するのと維持するコストが高くつき、1台の機械に熟練工が2人必要なことが普及しなかった原因です。
そのため、もっぱらシルクの糸を使った靴下や編柄を入れたジャケットのような高級品を作っていたようです。
後に18世紀まで、編機はリーが考えたものからほとんど進化していません。
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